ただのオタクがSideMに学んだこと



はじめましての方ははじめまして。


眞木 (まき) と申します。


ここからツラツラと備忘録を書いていきます。


お時間ある方はお付き合いいただけると幸いです。







私は、漫画、アニメ、アイドル、声優、歌手、小説、楽器、ウィンタースポーツなど…

長年、様々なジャンルのオタクをしています。


基本的には飽きがこない、同じ作品や人物や対象をずっと愛することのできる性格です。


1つ例えをあげるならば、アイドル(ハロープ○ジェクト)はオタクになってからもうすぐ2桁の年に突入します。



そんな私はとあるものとの出会いにより、対象物への愛の向け方が変わりました。



まず、今までの愛の向け方はどんなものだったかを確認してみます。


漫画や小説は全巻揃えて読んでいても続きを待つ楽しみがあります。

また、それがアニメ化してより多くの人に作品の素晴らしさを知ってもらえる喜びがあります。

日本を飛び出て海外の人々にも影響を与える作品もたくさんあります。


アイドルは、特にハ○プロは、

推しがメイクを学び魅せ方を身につけデビューし、

グループの中で立ち位置を確立し、

歌やダンスやバラエティや演技の技術をどんどん磨いていき、

卒業してからも我々の前で新しい挑戦をしてくれるという、

幼い頃から見守る親戚のようなスタンスで応援する楽しさ、元気をもらう喜びがあります。


声優さんは、若い方はあまり知らないのですが、50代、60代、それ以上の方々が、

奥様、旦那様、ご家族やペットのことを大切にされている様子を伺う度に、

その素敵なお声も相まって、聞いているだけで幸せな気分になるのです。

皆様お声や演技だけでなく生き方、考え方も凛々しく、美しいので、

人生の先輩として尊敬しております。

そして、出来るならば彼ら、彼女らのように格好良く生きてみたいと強く思うわけです。


歌手の方は、CDを買ったりライブに行ったりすると、つむがれる歌詞の意味、そこに込められたストーリーを知り感動し、

その足でライブに行くと実際に歌い上げる時の表情や歌声に圧倒されます。


楽器(※クラシックのみ)は、どれも弾いたり吹いたりする楽しさ、聴く楽しさが病みつきになります。

しかしなんといっても、

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏をオーストリアにて、生で聞いたときの

「なんて簡単そうにこの難しい曲を奏でるんだ」という衝撃は、

感動と共に恐怖さえ感じ、足がガクガク揺れて腰が抜けてしまいました。



さて、このようにしてたくさんの前例をあげましたが、

私は最近、とあるものに出会ってから、

「私って飽きやすいのかも」と思うようになりました。



それが、「ソーシャルゲーム」です。

いわゆるソシャゲです。

私の場合は、携帯でアプリをダウンロードするゲームに限ります。



そもそも携帯電話を手にしたのがつい4年前と、遅いのですが、

はじめの2年間はソシャゲとは縁の無い、

寧ろ携帯電話など必要ないような生活を送っていました。


しかし、2年前、私は初めてソシャゲというものを知ります。


某、刀剣が乱舞するゲームです。


大学の研究室で、周囲の学生や院生が


「眞木さん、と○らぶ知らないんですか?」

「やりましょうよ、面白いですよ!」


とやけに勧めてくるので、


「登場人物はどんな子がいるの?」


と聞いて見せてもらったリストを眺めていて、

打刀の某狐くんに衝撃を受けます。


「えっ、この子だけ面頬までつけてガチっぽい」


調べれば、打刀最年長・打刀内最小とか。(2016年時点)

さらに現存しており、東京国立博物館(トーハク)に所蔵されているとか。


深く調べると、

どうやらこの刀、美術品として扱われていたため、戦闘で使われたことはあまりない。

さらに鎌倉時代、「打刀」という概念のない頃出来た「脇差」より大きい刀ということでのちに「打刀」に分類されたものとか。

さらに、さらに、ゲーム内での立ち位置が「ぼっち」感がハンパない。



とてもとても興味深い子でした。



こうして、私はまんまとズブズブと「とう○ぶ」にハマったのです。



そこから、私の「ソシャゲ」人生が始まります。


次に、周囲から勧められた「ス○フェス」、「あん○タ」をダウンロードしてみます。



そこで皆が口を揃えていうのは、


「課金しなきゃ」

という呪文。


当時の私のソシャゲに対する認識は、

「暇つぶしに、たまに開くもの」

であり、課金ページの場所さえ知りませんでした。


「課金しなきゃ!カード買ってこよ」

「ストアの残高足りない!補充しなきゃ」


そんな会話を耳にしても、ハテナマークしか浮かびませんでした。



しかし、すぐに課金を意識し始めます。

その存在を知ってしまうと、やってみたくなるのです。

この無駄な好奇心、どうにかならないのか。


「スク○ェス」は、

初期メンバーに加えて後輩たちが出てきたから、

名前が覚えられなくなり、

また音ゲーの仕様が変わって足が遠のきました。


一方で「あん○タ」は、

某騎士ユニットの作曲家のリーダーという、

(御察しの通り、先述した「狐」くんの「中の人(声優)」繋がりです)

かなりの人気者を推しと認識してしまったため、

「課金」もやむなしと思うようになりました。



りんごのカードを買い、課金。

…足りない。カードを買い、追い課金。

……もう少し。またカードを買い、追い課金。

……これで最後。追い課金。


なお、「これで最後」は10回ほど言った覚えがあります。


結局2桁課金し、イベントの最後に追い上げに立ち向かえず推しを手に入れる事叶わず。


なんという暗い課金デビューでしょう…。


落ち込んだ私は、引き継ぎコードも発行せず(存在も知らなかった)、そのゲームのアプリを消してしまいました。


それでも私の脳みそのスイッチは

バカになったままで、

また新たな、今度は「課金」前提で新たなソシャゲに事前登録します。


先日1周年を迎えた「A○」です。

タイトル短すぎてなんだか分かりませんね。

劇団員をブルブルブルーミングさせるポチポチゲーです。

(数年で随分業界用語得意になったな…)


リリースされてから始めの数ヶ月はイベントもなく、

ただひたすらにランク上げをする毎日でした。

その間も細かく課金。


3ヶ月ほど経ち、初イベントが始まると、

血眼になって夜も寝ずにひたすら課金を重ねて爆走。

大学やアルバイトやボランティアの合間を縫ってひたすらに走り続け、

5位以内でフィニッシュしました。


今思い返すと本当にアホだったと思うのですが、

あの頃はそれが幸せでした。

就職活動も並行していたので、ストレス発散のはけ口にもなっていたと思います。


それからは義務のように、毎イベント走り続けました。

しかし唐突に我に帰る日がやって来ます。

それは自分の将来を考えたときでした。

課金で食い散らかされた通帳を眺めて酒を飲みました。

とても不味かったです。課金の味がしました。


「もう課金はやめよう」


ソシャゲから距離を置きます。

ただし、キャラクターに罪はないので、ニ○ニコ動画でMMDを細々と投稿するようになりました。


これが、ゲームのように課金しなくてもやり甲斐があり、楽しい。

夢中になって動画を作る日々。


そんなある日、素晴らしい投稿者さんたちの動画を漁っていると、


アイドルマスター」というジャンルを知ります。


春香ちゃんがよくいじられて(?)いる、いや、愛されている動画があることは前から知っていましたし、

ハロプロM@STERの動画は見たことがあったのですが、

その歴史の長さを恐ろしく感じて、

足を踏み入れ辛い雰囲気がありました。

(あくまで私の認識です)


しかし、女子だけだと思っていた「アイマス」の関連動画に、

アイマス」のタグがついている男子の動画があることを発見します。


「あれ?男体化とかかな」


そんな軽い気持ちでポチッと押したのが最後、

気づいたらMステをダウンロードし、

さらにその時開催されていた

イベント「心を一つに…おもてなしMessage card」

の道流さんのボディに目をみはり、課金し、

いつのまにか6凸しておりました。


その時はまだ「プロデューサー」や「担当」という概念を知らなかったので、

この時期は「P歴」には含んでいません。

ただのソシャゲーマーでした。


イベントが終わり、アイドル一覧を

初めて見て、

思わず声が出ました。


「年齢高くない?」

「センターの子新人で28歳って、大丈夫か?」


全アイドルの年齢を確認すると、

「もふもふえん」の幼さ、まさかの30代新人アイドルなど、ツッコミどころが満載で、


アイドル一覧を見て笑ったり突っ込んだりしながら

1日過ごしていました。


翌日に思ったのは、

「誰か1人のキャラが濃いのではなく、

全員が濃い!

経歴も濃いけど、

趣味や特技や性格も濃い!

さらに、顔もみんな同じに見えず、

個性が爆発している!」


今までのソシャゲとは違う何かを感じました。


しかし、数ヶ月私生活が忙しく、

ソシャゲを開くことが出来ない日々が続きました。


そんなある日、ツイッターで気まぐれに

アイドルマスターSideM」を検索した時、


「〜担当です!」

「〜Pの○○です!」

「プロデューサーです!」


などといった言葉が見受けられ、始めは


「一部のユーザーが内輪で盛り上がっている設定かな?」


と気に留めていなかったのですが、

どうやら、皆の共通認識らしい….


しかも新人「P」さんから、

「担当」が沢山いる人、

1人の「担当」のために数年捧げて来た人まで、


とにかく「プロデューサー(ユーザー)」が面白い!!!!


とてもとても興味深くて、

色々と調べているうちに


「私も担当を決めた方が良いのでは」


と気づきました。

このあたりでアニメが始まりますが、

はじめの方は私は見ていませんでした。


ただし、アニメの柏木翼回。

なんの因果か、帰宅してテレビをつけたらやっていたので、

見ることが出来ました。


またもや衝撃。


アニメを見るまでは、道流さんとてんてるに興味がありました。

しかし、アニメの柏木翼および、その中の人の演技力のおかげで、

私は柏木翼という担当に出会うことが出来ました。


Mステを始めた頃は気にもしなかった存在。

不思議です。

今でもなぜ担当になったのかはわかりません。


その勢いでモバエムをダウンロードし、

柏木翼の通常号の雑誌を読みました。


特別号にも気づかぬまま、

その勢いで「一人合作」に着手し、

柏木翼合作を作りました。


今あの動画を見ると、あまりにも内容が薄くて、

見返すのが恥ずかしいですが、


あの時には雑誌がそんなに沢山あるなんて知らず、

そこにある情報が全てだと思っていたのです。

(言い訳タイム終了)


さて、そんなわけで転がり落ちた私でしたが、

今の私にはもう1人、「橘志狼」という担当がいます。


この子については、率直に申し上げると、


「アニメにちょろっと出ても興味を持たず、逆に苦手だった子」


でした。


横暴な俺様や、ナルシストが苦手だったので、


「俺様な子かー、無理」


なーんて言っていたのです。

そもそも、18歳以下に興味が湧かなかったので、

「もふもふえん」自体が興味の対象外でした。



それでは、「橘志狼」に興味を持ったきっかけは何だったのか?


誰もが気になると思います。


ここだけの話にしておいてほしいのですが…


寝ている時に夢に出て来たのです。

公園で志狼くんと幼い私が公園で遊んでいたのです。


唐突に自分を語りますが、私には肉親がおらず、兄弟姉妹もいません。

ただ、ご縁があり、同い年の女の子とその母により暖かい家庭が作られ、育てられました。


そんな私は公園で友達と遊んだことがありませんでした。

そのため、まず幼い私が公園にいることに驚き、

さらに、二次元のキャラが同じ空間にいることに驚きます。


私の夢に二次元のキャラが出て来たのも初めてでした。


志狼くんと私以外にも子供はいました。

みんな日が暮れると親御さんが迎えに来て帰っていきます。

私と志狼くんの間に会話はなかったように思います。

志狼くんはただ、黙々と砂の山を作っています。

私は手持ち無沙汰になって公園の隅からじっと志狼くんの作り上げていくものを見ています。


私はそのまま夢から覚めます。

志狼くんに親御さんの迎えは来たのか?

それは分からないままです。


でも、私はこの夢の中で1人ではなかった。

私はそのことが泣くほど嬉しくて、

モバエムを開き、ひたすらに、志狼くんの雑誌を開けていきます。


そして、後悔しました。


めちゃくちゃ良い子で、

天才ではなく影で努力する頑張り屋で、

ライバルを尊敬できる子で、

年上に敬意を持って接し、

年下を気遣える子で、

その歳にしてプロ意識がとても高い人で、

妥協を許さない人なのだと。


何が俺様だ。何が苦手だ。

俺様要素なんてどこにもない。


「俺が」「俺が」と言っている言葉には

しっかりと意思があり、

努力があり、

周囲に認められた技術があり、

それをただ受け入れず、

より磨く向上心があるのだと。



P歴2ヶ月目に、気づくことができました。


それから柏木翼に衝撃を受けた時のデジャヴのように、

橘志狼合作を作りました。


このときは雑誌は全て当たることができましたが、

カードやマイデスクセリフなどの存在は知らなかったため、

これもまた今振り返ると、

とても新人の色が濃いものです。





そんなこんなで

柏木翼、橘志狼のPとなった私。



ブログタイトルの


「ただのオタクがSideMに学んだこと」


とは、


「ソシャゲにハマり、

しかし飽きるのも早く、

アプリを点々としていた私を、

その個性の強いアイドルたちにより

1つところに夢中にさせ、

ソシャゲは課金して楽しむのも大事だが、

キャラクターに興味を持ち、

そこを掘り下げていくこともとても楽しくて

沢山の発見があるのだ」


ということ、そして何より、


「好きとか嫌いとかいう前に、

本当にそのもの、その相手の全てを見ているか?

一部を見て、偏見から好き嫌いを

決めるのは余りにも人生損してる!」


ということでした。



今の私は、


柏木翼、橘志狼だけでなく、

円城寺道流という、

私がSideMを何も知らなかった頃、

見た目がとても好みだったアイドルのPにもなれるように勉強中ですし、


ミリの大神環ちゃん、

デレのヘレンさん、

シャニの有栖川夏葉さん、白瀬咲耶さん

もプロデュースしたいと勉強しているところです。


アイドルマスターはまだまだ知らないことが沢山あります。

さらに、担当でないアイドルもみんな魅力的です。


これは、なかなか「飽き」られない、

楽しいことが沢山あるジャンルに、

気づいてしまいました。


ああ!楽しい!


出会えて良かった!




皆さま、私の長文に貴重なお時間を割いてお付き合いくださり、

本当にありがとうございました。




総選挙はヘレンさんに清き一票を!


(SideMの記事のはずが、まさかのデレで締める結果に)